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プレホスピタルケア救急羅針盤

価格 3,465円(税込) 数量 

本書では、医療を一筋の川の流れに喩えて、構成を試みました。 この流れをたどるのが患者さんで、医療人は川筋のそれぞれの持ち場でケアを提供している、このようなイメージでの構成です。要するに、まずは医療を鳥瞰図的に眺め、そのうえで、患者さんの視点から、それぞれの医療人の位置づけを試みた点にあります。 このように喩えれば、確かに私たちは川辺で流れを見つめているような印象を受けます。 しかし、医療人は動的で苛烈な現実のなかに身を置いています。喩えの枠組みを少し変えてみるなら、医療人は医療界という、大海原を進む船ということになります。この場合、海に至る川筋は、一人の医療人へと至る教育の期間と理解できます。医療という大海のなかで、一人ひとりの患者さんと接するとき、私たちは何を手がかりに進めばよいのでしょうか。 このとき、針路を測る器具、羅針盤が大いに役に立ちます。羅針盤とは、磁石を利用して船の針路を測る器具で、海に出るとその必要性が高くなりますが、あくまでも針路を測る器具であり、進むべき方向を教えてはくれません。羅針盤は地図と組み合わされることで、航海がより安全になります。この地図に相当するのが医学知識で、羅針盤は特定の針路がどの方角に向いているのかを教え、私たちはこれを地図で確認します。 すなわち、それぞれの針路選択で、どのような治療効果があり、またその先にはどのような危険が存在し、それはどのように回避されるのか、などを羅針盤が示す針路と地図から読み解くことができます。 もう少し具体的に説明するなら、羅針盤から読みとれるのは「今、進んでいる方向」であり、これはまずは患者さんの病態・病状であり、これになされている診療が含まれることになります。同時に、患者さんが置かれた状況そのものでもあります。 すなわち、患者さんの側からみれば、(喩えを、もとに戻すと) 流れる川のどこにいて、どこに向かっているのか、その進路でもあります。とすれば、進むべき針路の選択は、羅針盤と医学的な地図を参考に、患者さんとの共通了解のもとに選ばれるべきものだと思います。ここに、「説明と同意」 の本質的な意義があるのではないでしょうか。 さらに、羅針盤から読みとれる方位の意味は、これまでのたどってきた航路に影響を受けます。と同時に、今後進むべき進路とも関係します。すなわち、羅針盤から読みとれる針路とは、過去と未来とのはざまのなかで、時が熟した「今」の進路ということになります。この「今」の刹那に、私たちはどのような針路を選択すべきか、そのことをもう一度考えてほしいと思います。 そのとき、本書に書かれていることが、何らかの手助けになれば、これほど嬉しいことはありません。医療人には羅針盤が重要な意味をもちます。「救急羅針盤」 という書名は、このような思いを込めてつけました。 2005年1月 行岡哲男

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